〇〇家歴史年表

〇〇家歴史年表

「両家への贈りもの」は、新郎新婦からの感謝がギュッと凝縮された特別なイベント。
それぞれのご両親はもちろんですが、ゲストたちも「どんな品物をどのように贈るのだろう」といつも楽しみにされています。
私が担当した数々の結婚披露宴の中で、独創的な発想で会場を沸かせた新郎新婦がいました。
何を贈呈したのかというと・・・家族の歴史年表です。「〇〇家歴史年表」と名付けられたそれは、生い立ちから現在までを誰の目にも鮮明に映しました。

小さいころから、家族と大の仲良しだった新郎新婦。新郎新婦は、お互いに生まれてから今までの「家族の歴史」を、一枚の長い紙に書き出しました。
年表は、「〇年〇月〇日●●誕生」と、それぞれの誕生日からスタートします。
新婦には年の離れた姉がいて、「〇年〇月 姉と初めてスーパーにおつかいに行く」「〇年〇月 姉の彼氏に初めて挨拶をする」など、家族でもあまり覚えていないような細かなことまで、たくさん書き綴っていました。
一方で、一人っ子の新郎は「〇年〇月 家族でおばあちゃんのお見舞いに行く」「〇年〇月 沖縄へ家族旅行に行く」など、家族全体の話をメインとして記入。
お二人とも、幼いころからの写真を見返しながら、写真から蘇る記憶と右下に映る日付を元に執筆をすすめていったそうです。「お互いの幼少期の写真を見て笑い合ったりして、準備期間も楽しく過ごせた」とお二人は笑顔で話してくださいました。

完成した年表は、とても横に長く、5メートルにもなりました。「これでもかなり削って凝縮させた」とおっしゃっていて、年表に入りきらない思い出もたくさんご家族と作ってきたのだなと私は微笑ましく感じました。

そして迎えた、結婚披露宴。司会者の案内で、両家の親族が前に進み出ました。
挨拶と共に両親に手渡したのは、まるで忍者を彷彿とさせるような丸めた厚い巻きもの。これこそが、家族の歴史年表です。
あらかじめコピーしておいた年表が、高砂席の後ろの画面に映し出されました。「〇年〇月××高校合格」「〇年〇月新郎の実家に結婚報告へ行く」など時系列で記されているので、「そのとき」の光景が鮮やかに蘇ってきたと、両家のご両親はお喜びになっていました。
新郎新婦が、それぞれに書いた年表。どちらも、終わりは「〇年〇月〇日結婚式」と、今日この日のことで締めくくられていました。
小さいころから、家族と一緒に作りあげてきた思い出。「ありがとう」の一言では伝えれないたくさんの思いが、長い長い年表からあふれていました。

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