新郎新婦が名入りUSBメモリーに込めた思い

新郎新婦が名入り
USBメモリーに込めた思い

「新郎新婦さんからご両親へのプレゼント贈呈です!」司会者がそう言ったとき、新郎新婦の手には何もない?と驚きました。実は小さな、小さなプレゼントが新郎の手に2つ、新婦の手に2つあったのです。それは「名入りUSBメモリー」でした。実は、この小さなケースに収められたUSBメモリーには、新郎新婦の熱い思いが込められていました。

プランナーの私も見せていただいたのですが、そのUSBメモリーには、幼少のころからの写真がいっぱい入っていました。赤ちゃんのころの泣き顔、幼稚園の卒園式、小学校で家族旅行、中学校入学式など、たくさんありました。これを新郎新婦それぞれが、アルバムからスマホ撮影され、見事にまとめられていたのです。(一部は披露宴の最後に会場で披露されました。)

また、お写真を拝見すると、家族が写っているものばかりだったのです。ご兄弟が戯れている場面、ご両親とご兄弟で賑やかにされている場面、卒業式などのあらたまった場面などそのときの雰囲気や様子が手に取るように私にも伝わってきました。「これを見られたらご両親はきっと喜ばれるでしょうね。」と私が言うと、新婦から次のようなお答えが返ってきました。

「彼と二人で、写真の取り込みを両親にわからないようにするのが大変だったんです。そして、このUSBメモリーは普段でも使ってほしいという思いもあるんです。そのために、セキュリティー機能の付いたものを選んだんです。そして、そのセキュリティーの番号は二人それぞれの生まれたときの体重にしました。母子手帳を借り出すのにも苦労したんですよ。両親、特に父親が覚えているかはわかりませんけどね。USBメモリーにはそれぞれの両親の名前も入れました。」「すごい!」これだけ手の込んだプレゼントはなかなかできないと思いました。

披露宴でこの小さなプレゼントを渡された時、新郎のお父様が今の思いとお礼の言葉を述べられました。「ありがとう。家に帰って二人して編集した苦労を見せてもらいます。そして、暗証番号まで付けてくれたんだから大切に使わせてもらいます。ただ、暗証番号は3000に近かったことは覚えていますが、まあ、嫁に聞くことにします。」数多くの「ご両親へのプレゼント」・・・USBメモリーという小さな中に込められた大きな思いを感じることができました。

また、後日ご両親から私宛にお礼のお手紙をいただきました。「USBメモリーに二人からのメッセージもファイルとして入っていました。その最後に、3123と書かれていて涙したこともお伝えしておきます。」プランナーは日々涙の連続です。結婚式・披露宴そのものにも涙しますが、新郎新婦の「両親への感謝の気持ちのこもったプレゼント秘話」にも涙することが多いです。

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